今日、或る人々は、旧約時代は律法で十分の一献金を献げたが、新約時代の今は、十分の一献金を献げる必要がない、と言う人たちがいます。しかし、このように言う人々は、実は自分の情欲や貪欲で目が眩んで十分の一献金を献げないでいる人たちです。聖書には、イエスも十分の一献金を献げなさい、と言っておられます。｢忌わしいものだ。偽善の律法学者、パリサイ人たち、あなた方は、はっか、いのんど、クミンなどの十分の一を納めているが、律法の中ではるかに重要なもの、即ち正義も憐れみも誠実も疎かにしているのです。これこそしなければならない事です。ただし、他のほうも疎かにしてはいけません。｣（マタイ23：23）
十分の一献金は私たちが物質的な祝福を受け、成功的な生活をする為の宇宙的な法則です。過去の信仰の先輩たちが祝福されたのは、このような宇宙的な法則を知って正しく行ったからです。ですから、今日私たちも神から祝福される宇宙的な法則を守ろうとするなら、先ず、十分の一の供え物を献げなくてはなりません。｢あなたの財産と全ての収穫の初物で、主をあがめよ。そうすれば、あなたの倉は豊かに満たされ、あなたの酒ぶねは新しいぶどう酒で溢れる。｣（箴言3：9〜10）従って、農業をする人は最初の収穫物を、家畜を育てる人は最初に生まれた家畜を、月給をもらう人は月給から十分の一を取って神に献げなければなりません。神は物質だけではなく、十分の一を献げる人の真心をご覧になるのです。
神に完全な十分の一献金を心を込めて献げるなら、神は、私たちの倉が豊かに満ち溢れる祝福を下さいます。物質だけではなく、心の中に溢れる喜びも与えられます。物質がいくら沢山あっても、心に喜びがないなら、その物質は私たちに何の価値もありません。
このように神の前に生贄として献げる十分の一献金は、私たちの属する所へ献げなくてはなりません。アブラハムがパンと葡萄酒を与えて祝福したメルキゼデクに十分の一むを捧げた様に、私たちもパンと葡萄酒の祝福にあずかる教会へ十分の一献金を献げなければなりません。十分の一献金は、神と神の民との約束です。十分の一献金を通して、神は私たちに祝福と保護を約束されます。百万長者になるのは神の特別な御心がなくてはなりませんが、十分の一献金を献げる神の子供たちは、裸で飢える事などあり得ない事が約束されているのです。ですから、皆さんも、大胆に信仰を持ち、御言葉に従って、収入の十分の一を心を込めて神に献げ、神が備えられた祝福を受け取り、信仰によって暮される事を望みます。
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