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1月6日


■ 帳消ししてもらった債務者

「マタイの福音書 18章31節〜34節」
18:31 彼の仲間たちは事の成り行きを見て、非常に悲しみ、行って、その一部始終を主人に話した。
18:32 そこで、主人は彼を呼びつけて言った。『悪いやつだ。おまえがあんなに頼んだからこそ借金全部を赦してやったのだ。
18:33 私がおまえをあわれんでやったように、おまえも仲間をあわれんでやるべきではないか。』
18:34 こうして、主人は怒って、借金を全部返すまで、彼を獄吏に引き渡した。


こんにちの世界は、借金の山の上に建てられた世界です。それは先進国であろうと、後進国であろうと関係なく、すべての国が莫大な借款や融資で経済と文明を作り上げたからです。

「債務者は罪人のようだ」という昔の俗談があるように、ある個人や国家が借金をすると、それの重圧感によって、まるで罪を犯した者の心みたいに苦しむようになります。だからなおさら、私たちが莫大な借金を返済する力がないことで、どうすることもできなく破滅するしかないところを、債権者があわれみを施して、その借金を全部帳消しにくれるとなると、どれほど感謝することでしょうか?本文にはこのように借金を帳消ししてもらった人の話が出てきます。

普段、王と親しい関係にあったある人が王からに一万タラントの借りをし、破産してしまいました。王は彼に妻子と全財産を売って返済するよう命令しました。彼はどんなことをしてでも借金を返済するから、少し待ってください、とお願いしました。 すると、それをかわいそうに思った王は、彼の借金を帳消しして、免除してやりました。借金を帳消ししてもらった彼は喜びながら家に帰る途中、自分に百デナリの借りのある者に出会いました。

彼はいきなりその人の首を絞め上げて、「お金を返せ。」とどなりました。すると、その借りのある者は「もう少し待ってくれ。」と頼みました。 しかし、彼は承知せず、その借りのある者を牢に投げ入れました。そのことを耳にした王は怒り、彼をその場で呼び付け、帳消しして上げたことを取り消しし、借金を全部返すまで牢に投げ入れました。

私たちは、イエス様がたとえで話されたその内容を深く考えてみなければなりません。なぜなら、私たちこそイエス・キリストを通して私たちの罪を帳消ししてもらった借りのある者たちであるからです。こんにち、数多い聖徒さんたちが霊的に、心的に、また肉体的に牢に閉じ込められ、苦しんでいる理由は、兄弟たちを赦さなかったからです。それで、私たちは兄弟姉妹の罪を帳消しにして赦すことにより、キリストの中でまことの自由をうける者にならなければなりません。





お祈り

聖き、父なる神様、私たちはいつも主の前に愚かであり、数え切れないほどの罪を犯しています。しかし、主に悔い改める度に度に赦しの恵みを施してくださり、有り難うございます。主よ!主からただで赦してもらったように、私たちも兄弟姉妹をただで赦してあげ、また、ただで赦してもらう愛の人生を歩むように助けてください。  イエス様の御名によりお祈り申し上げます。アーメン。