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1月19日


■ カイザルのものと神様のもの

「ルカの福音書 20章22節〜26節」
20:22 ところで、私たちが、カイザルに税金を納めることは、律法にかなっていることでしょうか。かなっていないことでしょうか。」
20:23 イエスはそのたくらみを見抜いて彼らに言われた。
20:24 「デナリ銀貨をわたしに見せなさい。これはだれの肖像ですか。だれの銘ですか。」彼らは、「カイザルのです。」と言った。
20:25 すると彼らに言われた。「では、カイザルのものはカイザルに返しなさい。そして神のものは神に返しなさい。」
20:26 彼らは、民衆の前でイエスのことばじりをつかむことができず、お答えに驚嘆して黙ってしまった。


アメリカの第16代の大統領であり、多くの業績を残したアブラハム・リンカーンが初めて国会議員の選挙に出馬した時のことです。リンカーンが自分と競争関係にある立候補者と共に立合遊説をしましたが、順番に従って相手の立候補者が先に演説をすることになりました。

ところが、その日は特に蒸し暑く、時間も昼食の直後だったので、演説を聞いていた聴衆のほとんどが居眠りに余念がありませんでした。先に登壇した相手の候補者は、聴衆の居眠りを覚ますべく話題を考えた挙句に、大声で次のように聞きました。「皆さんの中で、天国へ行きたい方は手を上げてください。」その声で人々が目を覚ますや、彼はもう一度、同じ質問をしました。すると、聴衆全部がさっと手を上げました。

彼は、すべての人々の関心が自分に集中されたことを知って、会心の笑みを浮かべながら、聴衆を見まわしました。ところが、一番前に座っているリンカーンが手を上げていませんでした。彼は、「人々の関心を集中させ、その上にリンカーンを苦しい目に会わせる絶好の機会だ!」と思いながら、心の中でもっと大きな会心の笑みを浮かべました。

 その場に集まっている聴衆のほとんどがクリスチャンであることを知っていた彼は、全聴衆に聞こえるように、大声でリンカーンに向かって言いました。「リンカーンさん、あなたは天国に行きたくないようですね。それでは、まことのクリスチャンであると言えますかー?」  すると、リンカーンは顔に笑いを浮かべながら答えました。「あなたは明日、天国に行きなさい。私は、国会に行きますから!」

イエス様が、「カイザルのものはカイザルに返しなさい。そして、神のものは神に返しなさい。」と言われたように、まことのクリスチャンであるなら、天国に望みを置いて生きながら、この世の現実にも忠実に対応する人生を生きて行かなければならないのです。




お祈り

天の父なる神様!この世を生きていきながら私たちは、重要な決定をしなければならない時がたくさんあります。サタンはこのような機会を利用して、私たちが信仰を失うように画策します。 愛であられる神様!時によって与えてくださる主の知恵が必要です。知恵が足りない時は神様に求めなさい、と言われた御言葉にように、私たちが主の知恵で生きていくことができるように助けてください。 イエス様の御名によりお祈り申し上げます。アーメン