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3月7日


■カレブの完全な信仰

「民数記 14章20〜24節」
14:20 主は仰せられた。「わたしはあなたのことばどおりに赦そう。
14:21 しかしながら、わたしが生きており、主の栄光が全地に満ちている以上、
14:22 エジプトとこの荒野で、わたしの栄光とわたしの行なったしるしを見ながら、このように十度もわたしを試みて、わたしの声に聞き従わなかった者たちは、みな、
14:23 わたしが彼らの先祖たちに誓った地を見ることがない。わたしを侮った者も、みなそれを見ることがない。
14:24 ただし、わたしのしもべカレブは、ほかの者と違った心を持っていて、わたしに従い通したので、わたしは彼が行って来た地に彼を導き入れる。彼の子孫はその地を所有するようになる。




カデシュ・バルネアでモーセは十ニ部族の族長らに、カナンの地を探ってきて、報告するようにしました。その偵察隊員12人の中で、10人は否定的な報告をしてイスラエルの民たちが恨み、不平を言うようにしましたが、ヨシュアとカレブは肯定的な報告をして、祝福の地に入って行くことができる特権を得ました。それでは、カレブがどのような信仰を持ったので神様から認められたかを調べてみることにします。


カレブは、“肯定的な自画像”持った人でありました。人となりは、その人が自分に対して持っている“自画像”により決められます。否定的な自画像を持っていた10人の偵察隊員とは違い、カレブは神様に対する確固たる信仰と、肯定的、進取的、創造的な自画像を持った人でありました。


またカレブは、“燦爛たる夢”を持った人でありました。夢がない人は滅びます。全く同じカナンの地に対して、10人の偵察隊員たちは絶望的な報告をして、民たちが落胆するようにしましたが、カレブは、「私たちはぜひとも、上って行って、そこを占領しよう。必ずそれができるから。」(民数記13:30)と、希望的な報告をしました。これは、カレブが「カナン地を相続地として与える」と言われた神様の約束を堅く信じ、カナン地に対する燦爛たる夢を持っていたからなのです。


それだけではなく、カレブは、“忍耐する信仰”と“大胆な信仰”を持った人でありました。カレブが、神様の約束してくださったカナン地に入るまでには40年という歳月がかかりました。従って、カレブの夢は無慮40年間という歳月を通して成就されたのです。このように、神様は答えてくださる前に必ず、私たちの忍耐を試みられます。ですから、私たちがイエス・キリストにあって得た素晴らしい夢を成就するためには、忍耐が絶対に必要なのです。

カナンの地に入ったイスラエルの民たちが相続地を割り当てられる時、カレブは誰も希望しなかった‘キルヤテ・アルバ’山地を相続地として要求しました(民数記14:6〜15)。彼は、「あなたの足が踏み行く地は、必ず永久に、あなたとあなたの子孫の相続地となる。」(民数記14:9)という約束を堅く信じ、拠り頼んだので、皆が恐れ、忌避する地域を相続地として要求し、大胆な信仰で進み出て、その地に住む民たちを追い出して、約束された相続地を所有しました。


カレブのように、私たちが肯定的な自画像を持って大きな夢に向かい、大胆な信仰を持って忍耐しながら生きていくとき、私たちはカナンの地に入って行き、相続地を得るようになるのです。




お祈り

愛であられ、全知全能なる、わが父なる神様!私たちは、神様の御言葉を信じないで、私たちの前に置かれている環境を見つめて、恐れ、心配する時が少なくありません。これからはもう、恐れるとか心配することなく、カレブの信仰を模範として生きて行きたいです。神様の約束の御言葉を徹底的に拠り頼んだカレブのように、私たちの家族も大胆な信仰、忍耐することを知る信仰を持って生きて行けるように助けてください。 イエス様の御名によってお祈り申し上げます。アーメン!