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5月16日


■偉大な選択

「ルツ記 1章:15節〜18節」
1:15 ナオミは言った。「ご覧なさい。あなたの弟嫁は、自分の民とその神のところへ帰って行きました。あなたも弟嫁にならって帰りなさい。」

1:16 ルツは言った。「あなたを捨て、あなたから別れて帰るように、私にしむけないでください。あなたの行かれる所へ私も行き、あなたの住まれる所に私も住みます。あなたの民は私の民、あなたの神は私の神です。

1:17
あなたの死なれる所で私は死に、そこに葬られたいのです。もし死によっても私があなたから離れるようなことがあったら、主が幾重にも私を罰してくださるように。」

1:18 ナオミは、ルツが自分といっしょに行こうと堅く決心しているのを見ると、もうそれ以上は何も言わなかった。




ナオミは、夫と二人の息子と共に飢饉を避けてモアブの地に行きましたが、そこで夫と死別するようになりました。その後、ナオミは二人の息子のために嫁を迎えました。ところが、意外と早く息子二人までも死んだので、家には3人のやもめだけが残るようになりました。若くしてやもめになった二人の嫁を憐れんだナオミは、彼女たちに新しい人生の道を開いて上げようと決心しました。それで、ナオミは嫁たちに、実家に帰って再婚しなさいと勧めました。すると、長男の嫁オルパは別れて行きました。ところが、二番目の嫁ルツは、決してナオミと別れることはしないと言いました。


『あなたを捨て、あなたから別れて帰るように、私にしむけないでください。あなたの行かれる所へ私も行き、あなたの住まれる所に私も住みます。あなたの民は私の民、あなたの神は私の神です。あなたの死なれる所で私は死に、そこに葬られたいのです。もし死によっても私があなたから離れるようなことがあったら、主が幾重にも私を罰してくださるように。』(ルツ記1:16〜17)


ルツが、死んだ夫の母であるナオミに従い、彼女が仕える神様に自分も仕える、と決心したことはすごく難しい決断でありました。ナオミは夫もなく、息子にも先立たれてしまったやもめです。その上に、ナオミの故郷には所有している田畑もなく、生きていく道さえない、漠然とした立場でありました。それにもかかわらず、ルツが姑であるナオミの故郷までついて行ったのは、単純に姑に仕え、息子の嫁としての本分を尽くそうとする考えや、人間的な憐れみと人情のためだけではありませんでした。


ルツは、たとえ異邦のモアブの女ではありましたが、姑が仕える主を、自分の神様として信じたので、自分の人生は勿論、全てを神様にお委ねすることに決断することが出来たのです。神様はルツのこの信仰の決断を喜ばれて、生きて行く道を開いてくださっただけでなく、後日、ダビデ王の曾祖母となる栄光まで与えてくださいました。


私たちの信仰も同様です。いったん、世の人と分離されて天国の民となったのですから、姑を離れないルツのように、最後まで天国の民らしく生きて行かなければなりません。そうするとき、神様が私たちの道を開いてくださり、天の栄光を与えてくださるのです。




お祈り

すばらしい神様!ルツは、神様に全てをお委ねする道を選択することによって、神様から驚くばかりの祝福をいただきました。主である神様!私たち家族も、ルツの信仰を模範とすることができるように助けてください。何事も神様中心に決定する、正しい選択をすることができるように知恵を与えて下さい。 イエス様の御名によってお祈り申し上げます。アーメン!