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5月18日


■誓願の祈りの力

「サムエル記 第一 7章:5節〜9節」
7:5 それで、サムエルは言った。「イスラエル人をみな、ミツパに集めなさい。私はあなたがたのために主に祈りましょう。」

7:6 彼らはミツパに集まり、水を汲んで主の前に注ぎ、その日は断食した。そうして、その所で言った。「私たちは主に対して罪を犯しました。」こうしてサムエルはミツパでイスラエル人をさばいた。
7:7
イスラエル人がミツパに集まったことをペリシテ人が聞いたとき、ペリシテ人の領主たちはイスラエルに攻め上った。イスラエル人はこれを聞いて、ペリシテ人を恐れた。

7:8 そこでイスラエル人はサムエルに言った。「私たちの神、主に叫ぶのをやめないでください。私たちをペリシテ人の手から救ってくださるように。」
7:9 サムエルは乳離れしていない子羊一頭を取り、焼き尽くす全焼のいけにえとして主にささげた。サムエルはイスラエルのために主に叫んだ。それで主は彼に答えられた。




イスラエル人たちは、ペリシテ人の侵略によって大いなる苦境に瀕するようになりました。契約の箱は奪い取られ、イスラエル人たちはバアルとアシュタロテに仕えていました。それで、預言者サムエルは、全てのイスラエル人たちをミツパに集め、断食しながら神様に呼ばわり祈りました。その結果、イスラエル人たちは神様の超自然的な力によってペリシテ人を打ち破り、大きな勝利をあげることが出来ました。徹底的な悔い改めと心を尽くした信仰の献身に、神様が救いのみわざをほどこされたのです。


預言者サムエルは、民たちに何よりもまず、偶像崇拝の罪を悔い改めなさいと促しました。旧約四千年の歴史を見るとき、イスラエルの民たちの一番大きな罪は偶像崇拝であり、イスラエルが偶像に仕えるたびごとに、神様が彼らを懲らしめられたことを、私たちは聖書を通して知ることができます。


預言者サムエルは、『もし、あなたがたが心を尽くして主に帰り、あなたがたの間から外国の神々やアシュタロテを取り除き、心を主に向け、主にのみ仕えるなら、主はあなたがたをペリシテ人の手から救い出されます。』(サムエル記第一7:3)と促しました。預言者サムエルは、まず悔い改めることを通して霊的に武装をさせたのです。


また、サムエルは乳離れしていない子羊一頭を取り、焼き尽くす全焼のいけにえとして主に捧げました。これはイスラエル人たちが神様にのみ拠り頼み、神様に献身します、という信仰のしるしです。これに答えられて、神様がペリシテ人の上に大きな雷鳴をとどろかせ、彼らを滅ぼされました。イスラエル人たちが信仰によって一つとなるとき、神様の御救いのみわざが現れたのです。


一つの家庭、または一つの社会、更には一つの国家が危機に直面したとき、何よりもまずすべきことは、個人と国の中にある偶像を取り除き、心から神様に向かって祈ることです。そして、神様にだけ拠り頼み、神様に献身するという覚悟で呼ばわり祈らなければなりません。そうするとき、主の救いのみわざが現れるようになるのです。




お祈り

愛であられる、わが父なる神様!国が危機に瀕したとき、イスラエルの民たちは悔い改め、信仰をもって神様に祈ることによって、大きな勝利を収めました。神様が私たちを憐れんでくださり、悔い改めの霊を注いでくださって、私たちが心を裂いて悔い改め、信仰によって一つとなり、主の救いを得ることができるように助けてください。 イエス様の御名によってお祈り申し上げます。アーメン!