前へ    次へ

1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月


2006年5月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
             


5月20日


■神を恐れるか?人を恐れるか?

「サムエル記 第一 15章:20節〜23節」
15:20 サウルはサムエルに答えた。「私は主の御声に聞き従いました。主が私に授けられた使命の道を進めました。私はアマレク人の王アガグを連れて来て、アマレクを聖絶しました。

15:21 しかし民は、ギルガルであなたの神、主に、いけにえをささげるために、聖絶すべき物の最上の物として、分捕り物の中から、羊と牛を取って来たのです。」

15:22
するとサムエルは言った。「主は主の御声に聞き従うことほどに、全焼のいけにえや、その他のいけにえを喜ばれるだろうか。見よ。聞き従うことは、いけにえにまさり、耳を傾けることは、雄羊の脂肪にまさる。

15:23 まことに、そむくことは占いの罪、従わないことは偶像礼拝の罪だ。あなたが主のことばを退けたので、主もあなたを王位から退けた。」




神様は、サムエル預言者を通してサウルに、『今、行って、アマレクを打ち、そのすべてのものを聖絶せよ。容赦してはならない。男も女も、子どもも乳飲み子も、牛も羊も、らくだもろばも殺せ。』(サムエル記第一15:3)と命令なさいました。ところが、サウルは、アマレク人の王アガグと肥えた羊や牛のもっともよいものを惜しみ、聖絶せずに引き連れて来ました。


それでサムエル預言者がサウルを詰問するや、サウルは、羊と牛のもっとも良い物であなたの神、主に、いけにえを捧げるためです、と弁明しました。しかしサムエルは、サウルが主の御声に聞き従わず、神様の命令に不従順したので、神様もサウルを捨てられました、と告げました。そうするや、はじめてサウルは、羊と牛を引き連れて来たまことの理由を説明しました。


サウルが神様のみことばに従わなかったのは、民を恐れたからであったというのでありました(24節参照)。サウルは、自分が本当に恐れなければならない対象が誰であるかを確かに分別することができなかったので、神様の前に決定的な不従順の罪を犯すようになったのであり、その結果、神様から見捨てられて王座まで取り上げられるようになったのです。


こんにち、私たちの周辺には、私たちに恐れを感じるようにする人たちや環境的要素が少なくありません。それで私たちは、「人々の機嫌を取るべきか、そうでなかったら神様の御心に従順に従うべきか?」と、岐路に立って苦しむ時が度々あります。サウルのように、神様の確かな御心を知っていながらも、人たちや環境を恐れたら、神様の御心に聞き従わず、不従順するようになります。


ですから、私たちは人々や環境を恐れることによって愚を犯すことがないようにしなければなりません。いくら人と環境が恐いといっても、私たちが神様の御言葉通りに暮らし、神様の御心を行うとしたら、決して悪魔の罠にかかって試練に会うようなことはないのです。




お祈り

愛であられ、聖き、わが父なる神様!サウル王は、神様の命令に従順に聞き従わずに、神様に不従順して罪を犯しました。絶対権者であられる、わが神様!私たちが世の人々や環境を恐れずに、完全に神様の命令に従って従順に聞き従いながら生きて行くように信仰を篤くしてくださり、すべてに力となって助けてください。 イエス様の御名によってお祈り申し上げます。アーメン!