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5月21日


■信仰の胆力

「サムエル記 第一 17章45〜47節」
17:45 ダビデはペリシテ人に言った。「おまえは、剣と、槍と、投げ槍を持って、私に向かって来るが、私は、おまえがなぶったイスラエルの戦陣の神、万軍の主の御名によって、おまえに立ち向かうのだ。

17:46 きょう、主はおまえを私の手に渡される。私はおまえを打って、おまえの頭を胴体から離し、きょう、ペリシテ人の陣営のしかばねを、空の鳥、地の獣に与える。すべての国は、イスラエルに神がおられることを知るであろう。

17:47 この全集団も、主が剣や槍を使わずに救うことを知るであろう。この戦いは主の戦いだ。主はお前たちをわれわれの手に渡される。」



今日の本文(奉読箇所)は、ペリシテ人の将軍ゴリヤテがイスラエル人と対峙して戦いを挑んでいるところへ、少年ダビデが大胆に出て行き、ゴリヤテと戦って勝つ場面を見せています。事実、外的条件で見る時、ダビデとゴリヤテの戦いはそれこそ結果が見え透いている戦いでありました。

ゴリヤテは百戦百勝の勇士であり、よろいとかぶとと剣と槍で武装した鉄壁のような勇将であるのに、それに比べてダビデは、軍事訓練を一度も受けたことのない青二才の少年でありました。それにもかかわらずダビデは、ゴリヤテを少しも恐れず、石投げと五つの石を手にして、ゴリヤテの前に堂々に立ち向かったのです。

人々は、当然のことながらゴリヤテが勝つと思ったに違いありません。しかし、結果は正反対でありました。それでは、少年である羊飼いダビデがどのようにしてペリシテ陣営の勇士ゴリヤテを一気に倒して、イスラエル人たちに勝利をもたらす主人公になることができたでしょうか?

ダビデは、父親の羊を飼いながら、ときたま獅子や熊に子羊を奪われたことがありました。その度ごとにダビデは、追いかけて行って獅子や熊を打ち、その口から子羊を救い出しました。そして、獅子や熊が自分に襲いかかって来たら、ダビデはそのひげを掴んで、それを打ち殺しました。そのような体験を通してダビデは、「主が、私と共におられる。」という、堅固な信仰を持つようになりました。

 万軍の主の御名によって熊と獅子を打ち殺したダビデは、割礼を受けていないペリシテ人などは、少しも怖くありませんでした。それでダビデは、ゴリヤテに向かって、『「おまえは、剣と、槍と、投げ槍を持って、私に向かって来るが、私は、おまえがなぶったイスラエルの戦陣の神、万軍の主の御名によって、おまえに立ち向かうのだ。この全集団も、主が剣や槍を使わずに救うことを知るであろう。この戦いは主の戦いだ。主はお前たちをわれわれの手に渡される。」』(本文45、47)と大胆に叫ぶことができたのです。

「神様は、私と共におられ、わたしのために戦ってくださる。」という信仰の胆力は、どのような恐るべき環境にも勝ち抜くことができる武器なのです。




お祈り

全知全能であられる、天のお父さま!

万軍の主の御名によって、大胆に出て立ち向かい、どのような障壁でも崩し落とし、勝利するようにしてくださる神様を賛美します。今日も、イエス・キリストの御名によって生活の戦線に出て行きます。すべてに勝つことができるように助けてください。

イエス様の御名によりお祈り申し上げます。アーメン!