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6月23日


■「いいえ」と言える勇気

「列王記 第一 22章19節〜22節」
22:19 すると、ミカヤは言った。「それゆえ主のことばを聞きなさい。私は主が御座にすわり、天の万軍がその右左に立っているのを見ました。
22:20 そのとき、主は仰せられました。『だれか、アハブを惑わして、攻め上らせ、ラモテ・ギルアデで倒れさせる者はいないか。』すると、あれこれと答えがありました。
22:21 それからひとりの霊が進み出て、主の前に立ち、『この私が彼を惑わします。』と言いますと、主が彼に『どういうふうにやるのか。』と尋ねられました。
22:22 彼は答えました。『私が出て行き、彼のすべての預言者の口で偽りを言う霊となります。』すると、『あなたはきっと惑わすことができよう。出て行って、そのとおりにせよ。』と仰せられました。




イスラエルと、アラム部族の間に戦いがありました。その時、ゼデキヤを始めとしたすべての預言者たちは皆、聞きよい預言をしました。それで、アハブ王は最後にミカヤ預言者を招いて預言をするようにしましたが、彼は他の預言者たちとは正反対の忌まわしい預言ばかりをしました。

それは、神様が偽りを言う霊を遣わしてすべての預言者の口に入れられ、王に偽りの預言をするようにして、王を戦争で死ぬようになさるであろう、ということです。このように真実な預言をしたミカヤは結局、王の怒りを引き起こして牢獄に閉じ込められ、あらゆる虐待を受け、辱しめに会いました。

預言者ミカヤは既に、すべての預言者たちが口を一つにしてアハブ王が望む縁起のいい預言をする時、自分一人で悪い預言をしたら、王と他のすべての預言者たちから排斥され、イスラエルの民たちの憎しみを受けるであろう、という事実をはっきりと知っていました。それにもかかわらず、彼は神様が仰せられた通りに預言することによって牢獄に閉じ込められ、苦しみに会う身の上になったのです。

福音を伝えながら受ける苦難を恐れたり、それを恥とは思わなかった使徒パウロは(テモテ人への手紙第二1:12参照)、私たちに、福音と共に苦難を受けなさいと勧めました(テモテ人への手紙第二1:8参照)。

こんにちも、私たちが生活している人生の現場には、人を恐れ、人の機嫌をとりながら、偽りの人生を生きるように誘惑する要素が数多くあります。しかし、私たちは断固として福音に従って真理その通りに生きることに決心しなければなりません。他の人々が皆、「良いのが良いんだ。」と言いながら世俗と適当に妥協する中で、自分一人だけが断るということは非常に難しいことです。

しかし、そのような時に、はっきりと「いいえ!」と言えることこそ、まことに勇気のある信仰です。神様は、真理に従って生きる人を最後まで守ってくださり(ペテロの手紙第二2:9参照)、それに相当する報いを与えてくださるのです(ヤコブへの手紙1:12参照)。ですから、信仰と真理に堅く立って、主の再臨の時まで揺れ動かされず、勇気のあるクリスチャンとならなければならないのです。




お祈り

全知全能であられる、父なる神様!

これからは、大胆な信仰を持って、必要な時にははっきりとした決断を下すことのできる人生を生きて行けるように助けてください。環境の偽りの誘惑に惑わされないようにしてくださり、主の真理の御言葉の上に堅固に立って生きる、勇気のある信仰を与えてくださり、まことのクリスチャンになるように助けてください。

イエス様の御名によりお祈り申し上げます。アーメン!