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7月20日


■危機に出会ったヨシャパテの姿勢

「歴代誌 第二 20章14節〜17節」
20:14 ときに、主の霊が集団の中で、アサフ族の出のレビ人ヤハジエルの上に臨んだ。彼はマタヌヤの子エイエルの子ベナヤの子ゼカリヤの子である。
20:15 彼は言った。「ユダのすべての人々とエルサレムの住民およびヨシャパテ王よ。よく聞きなさい。主はあなたがたにこう仰せられます。『あなたがたはこのおびただしい大軍のゆえに恐れてはならない。気落ちしてはならない。この戦いはあなたがたの戦いではなく、神の戦いであるから。
20:16 あす、彼らのところに攻め下れ。見よ。彼らはツィツの上り道から上って来る。あなたがたはエルエルの荒野の前の谷のはずれで、彼らに会う。
20:17 この戦いではあなたがたが戦うのではない。しっかり立って動かずにいよ。あなたがたとともにいる主の救いを見よ。ユダおよびエルサレムよ。恐れてはならない。気落ちしてはならない。あす、彼らに向かって出陣せよ。主はあなたがたとともにいる。』」




ユダ王ヨシャパテの時代に、モアブ人とアモン人がユダ王ヨシャパテと戦おうとして侵攻して来ました。この連合軍は武器だけではなく、兵力も数字的にユダより凄く優勢でありました。それでユダ王ヨシャパテは恐くなりました。彼は、自分の戦力と軍隊だけでは敵にとても敵わないことを知っていました。それで、相手の大軍を撃退させるためには一時も早く、強大国に助けを請うか、でなかったら降伏するか...しかありませんでした。

それで彼は、断食しながら神様に面を向けて祈り求めました。彼は先ず、神様の統治権を認めました。神様は天におられる唯一の神様であり、すべての異邦の国を支配なさるお方であることを告白し、認めました。そうしてから、主の民であるイスラエルに対する神様の約束を記憶して主張しました。すなわち、カナンの地を与えてくださり、イスラエルの民が建てた神の宮に留まっておられ、主の民たちが呼ばわり祈る時には聞き叶えて上げると言われた約束の御言葉を主張しました。

また、アモン族とモアブ族を神様に告訴しました。その昔、モーセがイスラエルの民たちを率いてアモンとモアブの地を通過しようとした時、彼らが聞き入れなかったのでそこを通らず、遠回りして進軍したことがありました(民数記20:14〜21参照)。その当時、モーセが彼らを滅ぼそうとしましたが、神様が禁じられたので彼らを生かしてあげたのです。ところが彼らが、今、ユダを侵略しようとしているのです。

ヨシャパテ王は、このように恩を仇で返そうとする彼らを神様に告訴する祈りを捧げました。そうするや、主の霊がヤハジエルに臨んで、ユダの勝利を約束してくださいました(本文20章14節〜17節)。

これに対してヨシャパテ王は、聖歌隊を組織し、それを最前線に配置して、主を賛美するようにしました。彼らの賛美が始まるや、神様が御自ら戦われて、アモン族とモアブ族を全滅させてくださいました(歴代誌 第二20:20〜23参照)。

危機に出会ったヨシャパテ王のように、私たちは、私たちの人生に危機が迫って来た時、真っ先に神様の前に出て行き、私たちの人生に対する神様の主権を認め、そして賛美を捧げなければなりません。そうした後に、神様の約束の御言葉にすがって助けを祈り求めるとき、神様の助けの御手が現われて、私たちを危機から救い出してくださるのです。




お祈り

生きて居られる、わが父なる神様!

今日は、危機に瀕したヨシャパテ王の信仰の姿勢を見せてくださる事によって、大いに恵みを施してくださいました。感謝申し上げます。私たちも、これから、どのような危機に直面しようとも真っ先に神様の御前に出て行って、神様のお助けをいただくことができるように導いてください。

イエス様の御名によってお祈り申し上げます。アーメン!