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8月28日


■神様が行われる奇跡

「詩篇 40章 1節〜5節」
40: 1 私は切なる思いで主を待ち望んだ。主は、私のほうに身を傾け、私の叫びをお聞きになり、
40: 2 私を滅びの穴から、泥沼から、引き上げてくださった。そして私の足を巌の上に置き、私の歩みを確かにされた。
40: 3 主は、私の口に、新しい歌、われらの神への賛美を授けられた。多くの者は見、そして恐れ、主に信頼しよう。
40: 4 幸いなことよ。主に信頼し、高ぶる者や、偽りに陥る者たちのほうに向かなかった、その人は。
40: 5 わが神、主よ。あなたがなさった奇しいわざと、私たちへの御計りは、数も知れず、あなたに並ぶ者はありません。私が告げても、また語っても、それは多くて述べ尽くせません。




数年前に、ダンはエクアドルで宣教師たちを飛行機で運ぶ仕事をしていました。ダンは妻ローラと共にアンデス山脈の麓に住んでいましたが、彼は飛行するために出たら、ベースキャンプにいる彼の妻と無線で交信をしたりしていました。

ある日、ローラが彼の位置と高度を航程ノートに記入していた時、彼が突然、自分の飛行機のエンジンに故障が生じたので、非常着陸をしなければならならないという内容の無線を送りました。

ローラは急いで地図を開いて調べましたが、絶壁でつながる急傾斜の谷間以外には何も見つけることができませんでした。数マイル半径内には、飛行機を着陸させるほどの平地がなかったのです。ダンも、飛行機を操縦しながら、道や畑や牧場など、飛行機を着陸させるに適した所を探してみましたが、むだでありました。飛行機の高度は継続して急激に落ちていきました。

「祈ってください!」と、ダンは乗客として乗っている宣教師にお願いしました。その宣教師は、四人の子どもたちと一緒に旅行をしているところでありました。「祈ってください!」と頼む、ダンの緊張した声が無線機を通してローラに聞こえてきました。

間もなく、飛行機が峰を一つ越えるや、村と小さな草原が現れました。ダンは急いで、着陸の準備をしながら徐々に降りていきました。その瞬間にもダンは、継続して無線でローラに自分の位置を知らせました。ローラは車に飛び乗って、ダンが言っている位置へと車を全速力で走らせました。そして、到着して見たところ、ダンの飛行機は草原に無事着陸しており、一群のインディアンに取り囲まれていました。

ダンと共に乗っていた人たちも全部無事であり、生死の峠を乗り越して今は安堵の息をついていました。一方で、一人の農夫が「エスウンミラグロ!」と、繰り返し叫んでいました。その言葉は、「これは、まさに奇跡ですよ!」という意味です。人たちは、ダンの飛行機が無事に着陸したことに感激して言っているのだと思いました。

ところが、その農夫は他の奇跡を念頭に置いて言っていたのです。その小さい草原には、平和に満たされた中で草を食んでいる牛の群れでいっぱいであったのですが、突然、別に理由もなく、草原の片っ方に牛の群れが全部移って行ったと言うのです。そして、その後すぐに、ダンの飛行機が視野に入って来たのだ、と言うのでありました。

ダビデは今日の本文(奉読個所)で、深刻な危機の中で長い間苦しみに会っていたが、神様から救われたことに対して感謝の告白をしています。彼は苦難の中で神様に呼ばわり求め、神様は彼の呼ばわりに御顔をそむけずに、答えてくださったのです。このように、ダビデに奇跡をほどこされた神様は、今も私たちの人生の中で奇跡を行われるのです。




お祈り

愛であられる、父なる神様!

私たちが人間の知恵と知識に頼る肉的な人とならず、御言葉に拠り頼み、奇跡を体験する霊的な人たちになるように助けてください。神様と同行して神様の奇跡を体験しながら生きる、私たちになるように導いてください。

イエス様の御名によりお祈り申し上げます。アーメン!