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9月6日


■感謝のいけにえの威力

「詩篇 69篇30節〜32節」
69:30 私は神の御名を歌をもってほめたたえ、神を感謝をもってあがめます。
69:31 それは雄牛、角と割れたひづめのある若い雄牛にまさって主に喜ばれるでしょう。
69:32 心の貧しい人たちは、見て、喜べ。神を尋ね求める者たちよ。あなたがたの心を生かせ。




人が使用する言葉の中で、「感謝」という言葉よりもっと肯定的で生産的な言葉はないと思います。感謝は、人の心を潤し、平和と喜びの中で成功的な人生を生きるようにしてくれます。ですから私たちは、感謝こそ神様が人間に与えてくださった一番貴重な心であり、創造的な力となるものであることを忘れずに、すべての点で感謝しなければなりません。それでは、私たちはどのような場合にもっと感謝をささげなければならないのでしょうか?

第一番目に、艱難と苦痛の中でも感謝しなければなりません。平安で、すべての点で幸いを得る時には、誰でも感謝することができます。しかし、甚だしい逆境と絶望的な問題にぶつかった時にも、相変わらず感謝することができる人は、そんなに多くはありません。私たちが嬉しい時には勿論、極度の苦痛の中でも変わらずに感謝を捧げるとしたら、神様はその感謝を喜びをもって受け入れられ、私たちを苦難から救ってくださるのです。

第二番目に、私たちは、平凡な生活の中でも感謝を捧げなければなりません。良い環境と立派な条件の中で生きている人はほとんどが、平凡な生活に対してあまり感謝しようとしません。しかし私たちは、明日、何が起こるか知らない人生を生きています。このように、弱い私たちが、別に事故に出会うことなく平凡に生きて行くことことができるということが奇跡でなくて何でしょうか。実際に、私たちの日常生活を詳細に顧みてみますと、すべてのことが神様のお恵みによって維持されていることを知ることができます。

感謝する人は、積極的で生命力が満ち溢れる人生を生きることができます。イエス様は、弟子たちに次のような喩えを聞かせてくださいました(マタイの福音書25:14〜30参照)。

ある主人が、他国に旅に出て行く前に、しもべたちを呼んで、おのおの、ひとりには五タラント、ひとりには二タラント、もうひとりには一タラントを預けてから、旅に出かけました。彼が帰国して、しもべたちと清算をする時、五タラントと二タラントを預かった者たちは、積極的に活動をした結果、2倍にして返したので、大いにほめられましたが、一タラントを預かったしもべは感謝することをせずに、「なぜ、俺は一タラントだけか...?」と不平を抱き、預かったものを地に埋めておいてから、それをそのまま返しました。その結果、彼は主人から、「この悪い怠け者のしもべを、外の暗やみに追い出しなさい。そこで泣いて歯ぎしりするのだ。」と批評され、辛い目に会いました。

このように、恨みと不平は厳しい批評を招くのです。ですから、私たちはどんな環境の中に置かれても、素晴らしい神様を信じ、感謝しなければなりません。




お祈り

雄牛のいけにえよりも、霊的な賛美と感謝をもっと喜ばれる、父なる我が神様!

私たちがいつも感謝することによって、主のお恵みに豊かに与り、命が満ち溢れる、喜びの人生を生きることができるように助けてください。

イエス・キリストの御名によってお祈り申し上げます。アーメン!