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9月24日



■神様が共に居てくださる人生

「詩篇 127篇:1節~2節」
127:1 主が家を建てるのでなければ、建てる者の働きはむなしい。主が町を守るのでなければ、守る者の見張りはむなしい。
127:2 あなたがたが早く起きるのも、おそく休むのも、辛苦の糧を食べるのも、それはむなしい。主はその愛する者には、眠っている間に、このように備えてくださる。




こんにち、人々はおのおの成功のため東奔西走します。結果と業績を主とする生活の戦線であまりにも忙しくて、自分も、周辺も、家庭も顧みることができず、息を切らしながらあちらこちらと駆け回ります。このように、もっとも基本的な人生の基盤である家庭さえも無視しながら、息つく暇もないほどに忙しく暮らして行く人々に、ソロモンは本文(奉読箇所)を通して教訓を与えています。

第一番目に、「主が家を建てるのでなければ、建てる者の働きはむなしい。」と教えています。この世の全ての人々は、「人生の家」を建てます。ところが聖書には、人がいくら家を立派に建てても、神様が共に建ててくださる家でなければ、その働きはむなしい、と記録されています。こんにち、人々は、華麗で、且つ、豪壮に家を建てて置いてから、病気にかかったりして、その働きをむなしいものにしています。なぜでしょうか?

それは、人生の家を建てた目的が神様中心ではなく、人間中心であったからです。ですから、私たちが何をしようとも、神様中心にしなかったことは、終局にはむなしいことになってしまう、と言うことを記憶しなければなりません。

第二番目に、「主が町を守るのでなければ、守る者の見張りはむなしい。」と教えています。人が家を建てた後に行うことは、互いに寄り集まって町を守ることです。実に人々は「人生の家」を建てた後には、それを維持するために町を熱心に守ります。しかし、人がいくら努力し、苦労しながら町を守るとしても、神様に拠り頼まずに町を守るのであれば、その町は一朝のうちに崩れてしまいます。

これは一人の個人だけのことではなく、一つの国も同じです。この事実は、世界歴史が証明してくれています。ですから、まことの保護を受けるためには、神様に拠り頼みながら町を守らなければなりません。

第三番目に、「主はその愛する者には、眠っている間に、このように備えてくださる」と教えています。「その愛する者」とは、信仰と従順の人を指しています。聖徒は、世の患難と騒々しさの中にいても、「アドナイ∙イルエ」の神様が共に居てくださるのですから、神様を信じて、平安に安息することができるのです。

私たち人生の主人は、神様です。それで、神様なしに人生の家を建てることは何の意味もなく、いくら努力し、骨を折ってもむなしいものになってしまうのです。私たちはこのような事実を心に銘じて、神様と共に、私たちの人生の家を堅固に、豪壮に建てなければなりません。





お祈り

主であられる、天の父なる神様!

数多くの人々が今日も、神様を知らずに、人生の家を建てながら暮らしています。その結果は、虚無と労苦だけです。私たち家族は、神様と共に居て、御言葉の上に堅固な家を建てるように助けてください。

イエス様の御名によりお祈り申し上げます。アーメン!