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10月4日



神様の導きをいただく為には

「箴言 11章:3節」
直ぐな人の誠実は、その人を導き、裏切り者のよこしまは、その人を破滅させる。




今日の本文(奉読個所)は、「直ぐな人の誠実は、その人を導き、裏切り者のよこしまは、その人を破滅させる。」と記録しています。これを通して、私たちは神様の導きをいただく秘訣を知ることができます。

本文は、「直ぐな人の誠実」それ自体が、導きであると言っているのです。

“誠実”とは、神様の御言葉と信仰の上に堅固に立って、環境や世態の変化に少しも揺り動かされない、正直で忠誠な人生の態度を言うのです。誠実な人生を暮らした人の中で、私たちは‘ヨブ’を思い浮かべることができます。聖書は、‘ヨブ’に対して「この人は潔白で正しく、神を恐れ、悪から遠ざかっていた。」(ヨブ記1:1)と記録しています。

‘ヨブ’は、人間として耐えられない、難しい苦難に会いながらも神様を恨まず、自身の誠実と純然たる信仰を最後まで守った結果、終局には神様から倍の祝福をいただきました。

‘ヨセフ’も、誠実な人生を行き抜いた代表的な人物です。‘ヨセフ’は、エジプトに奴隷として売られて行き、王の廷臣で侍従長の‘ポティファル’の奴隷としてあらゆる苦しみに会いながらも、誠実に働いた結果、神様から祝福していただき、結局にはエジプトの国務総理大臣にまで出世しました。

反面、裏切り者のよこしまは自身を滅ぼす結果を招きます。よこしまな者とは奸悪な人間のことであり、裏切り者には信実がありません。奸悪な人は一時的には成功し、勝利したように見えますが、結局は自分自身を滅ぼすようにするのです。「箴言10章9節」に、『まっすぐに歩む者の歩みは安全である。しかし自分の道を曲げる者は思い知らされる。』と記録されています。

ユダの王ゼデキヤ時代に、預言者エレミヤは、「ユダが、バビロンに仕えるようになる。」と予言しましたが、偽の預言者ハナヌヤは、「二年のうちに、バビロンの捕囚の民は本国に帰って来るようになる。」と、偽りの予言したので、主から見捨てられて死にました(エレミヤ書28:1~17参照)。

神様に対して誠実な人は、安らかな時も、苦しみの中でも、豊かである時も、貧しい時でも、健康な時も、病にかかっている時でも、いつも、信実に神様を信頼し、神様の御言葉に従順に聞き従います。このように、私たちがいつも、すべてのことに誠実に臨む時、神様は私たちの誠実を通して、私たちを成功に導いてくださるのです。





お祈り

信実なる、我らの父なる神様!

正直で誠実な人は、神様のお導きに与って成功に至りますが、よこしまで、人を裏切る者は、滅びを招く結果を得ることを教わりました。私たち家族が皆、間違った姿勢で信仰生活をして来たことを悔い改めます。主にあって私たちがすべて変化されるように助けてください。

イエス様の御名によりお祈り申し上げます。アーメン!