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10月15日



■愛の力

「雅歌 8章:6節~7節」
8:6 私を封印のようにあなたの心臓の上に、封印のようにあなたの腕につけてください。愛は死のように強く、ねたみはよみのように激しいからです。その炎は火の炎、すさまじい炎です。

8:7 大水もその愛を消すことができません。洪水も押し流すことができません。もし、人が愛を得ようとして、自分の財産をことごとく与えても、ただのさげすみしか得られません。




今日の本文(奉読箇所)でシュラムの女は、ソロモン王に、自分を封印のようにあなたの心臓の上に、封印のようにあなたの腕につけてください、と言っています。これは、ソロモン王に対するシュラムの女の愛を一言で表現しているのであり、これはまさに、神様に対する聖徒さんたちの愛を言うのです。それでは、神様に対する聖徒さんたちの愛は、どのような力を持っているのでしょうか?

第1番目に、神様に対する私たちの愛は、私たちが神様に仕えるにあって邪魔になる、あらゆることを消滅する力を持っています。私たちが心から神様を愛したら、この世は私たちを憎みます。「ヨハネの福音書15章18節~19節」を見ますと、『もし世があなたがたを憎むなら、世はあなたがたよりもわたしを先に憎んだことを知っておきなさい。もしあなたがたがこの世のものであったなら、世は自分のものを愛したでしょう。しかし、あなたがたは世のものではなく、かえってわたしが世からあなたがたを選び出したのです。それで世はあなたがたを憎むのです。』と記録されています。

しかし、私たちを憎み、迫害するこの世に、私たちが充分に打ち勝つことができるようにしてくれるのがありますが、これがまさに、神様に対する私たちの愛なのです。

第2番目に、神様に対する私たちの愛は、患難に充分に勝つことができるようにしてくれます。 私たちはこの世の中で暮らしながら、様々な患難に会います。ところが本文を見ますと、このようなこの世の患難と苦しみに勝つ道は、神様を愛することである、と教えています。「7節」に、『大水もその愛を消すことができません。洪水も押し流すことができません。』と記録されているのです。

ヤコブが故郷を離れて、母の兄のラバンの家で作男暮らしをしていた時、彼はラケルを愛していたので、ラケルのために仕えた七年間を、ほんの数日のように過ごしました(創世記29:20参照)。このように、私たちが神様を愛したら、どんな患難も苦難も、喜びながら我慢し、克服することができるのです。

第3番目に、この愛は、この世の何ものとも替えることのできない、永遠なる価値があります。「7節の後半」を見ますと、『もし、人が愛を得ようとして、自分の財産をことごとく与えても、ただのさげすみしか得られません。』と記録されています。

この世のものを持っていなくても、神様を信頼し、崇め、神様と共にいる人は、すべてのものを持っている人です。ですから、世の中を生きて行きながらもっとも重要なのは、神様に対する私たちの愛が変わらず、ますます大きく深くなって行くことなのです。





お祈り

愛であられる、我らの父なる神様!

私たちを愛されたので、ひとり子・イエス様を通して、神様の愛を私たちに確証させてくださいました。この愛の力によって、私たちも世に勝ち、永遠に変わることがない神様だけを愛することができるように助けてください。

イエス様の御名によりお祈り申し上げます。アーメン!