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10月26日



■開拓的な信仰

「イザヤ書 43章18節~19節」
43:18 先の事どもを思い出すな。昔の事どもを考えるな。
43:19 見よ。わたしは新しい事をする。今、もうそれが起ころうとしている。あなたがたは、それを知らないのか。確かに、わたしは荒野に道を、荒地に川を設ける。




信仰とは、現在に堅く立って、未来を指向することです。過去を振り返って見る信仰は発展することができず、現在だけを考える信仰には夢がありません。しかし、現在に忠実しながら未来を見つめる信仰は、現実を変化させる力があるのです。それでは、私たちが現実を変化させる開拓的な信仰を持つためには、どうしなければならないのでしょうか?

第1番目に、先の事どもを思い出さず、昔の事どもを考えないことです(43:18)。神様は、決して過去のことに執着なさいません。たとえ私たちが罪を犯したとしても、神様は、私たちのすべての罪を後ろに投げ捨てられます(イザヤ書38:17参照)。

ですから、私たちも、現在私たちに苦痛をもたらす過去の苦い記憶を、考えたり、思い出したりする必要が全くありません。神様が忘れてくださったのですから、私たちもきれいに忘れるようにしなければならないのです。

第2番目に、新しい事を期待しなければなりません。神様は、『見よ。わたしは新しい事をする。今、もうそれが起ころうとしている。』(43:19)と仰せられました。神様は常に新しく、驚くべきことをなさいます。ですから私たちは、いつも主の中で新しい事を期待するようにならなければなりません。

何よりも神様は、まず私たちの心を新しくして上げようと望んでおられます。これに対して「エゼキエル書36章26節」に、『あなたがたに新しい心を与え、あなたがたのうちに新しい霊を授ける。』と仰せられました。ですから私たちは、神様が私たちを新しくなるように変化させてくださることと、私たちの環境の中に新しい創造のみわざを施してくださることを、常に期待しながら生きて行かなければならないのです。

第3番目に、積極的に環境と運命を開拓する姿勢を身に着けなければなりません。今日の本文「19節」の後方の部分に、『確かに、わたしは荒野に道を、荒地に川を設ける。』と記録されています。神様は、変化された私たちを通して、私たちの荒野と荒地のような環境と運命を変化させようと願っておられるのです。

ですから私たちは、神様と共に働く者として積極的で創造的な姿勢を持って、私たちの運命と環境を変化させてしまう、という開拓者の意志を保ち、信仰によって神様と同行しなければなりません。そうする時、私たちの運命と環境は、ついに変化されてしまうのです。





お祈り

私たちのため働いてくださる、我が父なる神様!

イエス・キリストの尊い血潮で、古い人と古い出来事をすべて洗い清めてくださって有り難うございます。これからは日々心も体も新しくなり、積極的な姿勢で運命を開拓して行く創造的な者となるように助けてください。

イエス・キリストの御名によってお祈り申し上げます。アーメン!