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11月2日



■心を新しくしなさい

「エレミヤ書 1章:15節~16節」
1:15 今、わたしは北のすべての王国の民に呼びかけているからだ。――主の御告げ。――彼らは来て、エルサレムの門の入口と、周囲のすべての城壁と、ユダのすべての町に向かって、それぞれの王座を設ける。
1:16 しかし、わたしは、彼らのすべての悪にさばきを下す。彼らはわたしを捨てて、ほかの神々にいけにえをささげ、自分の手で造った物を拝んだからだ。




人間は罪を犯したので、その霊は死に、霊の死は人間の善良な心を喪失させてしまいました。このような人間の腐敗に対してエレミヤは、「人の心は何よりも陰険で、それは直らない。だれが、それを知ることができよう。」と言って嘆きました。人間の心の中には、「人格的な自我」あります。この自我は、知性と感情と意志で構成されているので、この構成要素を新しくすれば、人の心は新しく変化されることができます。

それでは、具体的にどうしたら人が新しく変化されることができるでしょうか?

第1番目に、私たちの考えを新しくしなければなりません。人間はアダムの時から、その心に神様を受け入れることを嫌がりました。神様は、アダムに、善悪の知識を知る木の実は取って食べてはならないと、厳しく命じられましたが、アダムはこの命令を心の中に受け入れませんでした。その結果、悪魔の誘惑に陥り、悪魔の奴隷になってしまいました。

その時から、人間の霊は死に、心は完全に腐敗してしまうようになったのです。このように、堕落した人間がイエス・キリストを信じて救いを受けたとして、すぐに天使のようになるのではありません。霊は救いを受けて永遠の命を得るようになりましたけれども、心は絶え間なく新しく変化されなければならないのです。

第2番目に、私たちの感情を新しくしなければなりません。人間は感情を持っていますので、いくら冷徹に理性に従って生きるとしても、感情が理性と知識を支配してしまう場合が多いです。ですから、私たちの感情を神様の御言葉と祈りによって変化させなければなりません。私たち人間には、破壊的な感情がいく種かありますが、その中でもっとも恐いのが憎しみです。

憎しみを放置して置くと、自分を破滅の泥沼に追い込んでしまいます。従って私たちは、神様の愛を模範として、赦しと愛で私たちの感情を新しく浄化させなければならないのです。

第3番目に、私たちの意志を新しくしなければなりません。アダムは自由意志を使用して神様に背き逆らいました。ですから、私たちが心を新しくするためには、私たちの罪を徹底的に悔い改め、私たちの意志を神様の前に屈服させなければなりません。

イエス様は、神様の御子でありながらも人の身を着て来られて、死なれるまでに神様の御心にご自身の意志を屈服させられました。私たちも主のように、意志を主の前に服従させて、従順に聞き従う人生を生きて行く時、神様から新しい心を与えていただくようになるのです。





お祈り

全知全能であられる、わが父なる神様!

万物より偽りで満ち、腐敗したのが人の心であると仰せられましたが、そのような私たち人間の心を、イエス・キリストの十字架の血潮で洗い清めることができるように愛を施してくださって有り難うございます。私たちを聖殿として留まっておられる聖霊さま!私たちの思いと感情と意志が、毎日、新しくなるように助けてください。

イエス様の御名によりお祈り申し上げます。アーメン!