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11月16日



■恐れるな。わたしが、あなたを救うからだ。

「エレミヤ書 46章27節~28節」
46:27 わたしのしもべヤコブよ。恐れるな。イスラエルよ。おののくな。見よ。わたしが、あなたを遠くから、あなたの子孫を捕囚の地から、救うからだ。ヤコブは帰って来て、平穏に安らかに生き、おびえさせる者はだれもいない。
46:28 わたしのしもべヤコブよ。恐れるな。――主の御告げ。――わたしがあなたとともにいるからだ。わたしは、あなたを追いやった先のすべての国々を滅ぼし尽くすからだ。わたしはあなたを滅ぼし尽くさない。公義によって、あなたを懲らしめ、あなたを罰せずにおくことは決してないが。」




イスラエルの民たちが神様に不従順したので審かれ、遠くに追いやられる時、神様がエレミヤを通して救いの約束を与えてくださいました。この救いは、神様の主権によるものであって、人間の善良な行いによったものではありません。ところが、こんにち数多くの人たちが救いを得るために何かしなければならない、と間違った信仰を持っております。今日は、このような間違いを犯さないように、お恵みの御言葉を分かち合いたいと思います。

第1番目に、神様は、ご自分が持っておられる主権でみわざを施されます。みわざは、神様の所有です。ですから、私たちが神様に代わってみわざを働かそうとしたら、それは神様の主権を侵害する行いになってしまいます。聖書「創世記」を見ますと、神様が世を創造なさる時、人がいなかったことを知ることができます。もしも、神様が人間の助けが必要であったのなら、「第一日の日」に人間を造られて、お仕事を助けるようになさった筈です。

しかし、神様は最後の日に人間を造られて、安息の日から人生を出発するようになさいました。それは、「すべては、主であるわたしが成し遂げて置いたのだから、あなたはただ、わたしが成し遂げて置いたことを信じて、従順に聞き従うことで人生を出発しなさい。」と言う意味です。ですから私たちは、神様を人生の主権者であられると認めながら生きて行かなければなりません。

第2番目に、神様は、地を造られ、それを形造って確立された神様です。神様と同行したアダムとエバの人生は、暫くして彼らが神様に逆らったので終わってしまいました。彼らは悪魔に同調して、美しく造られた世をあらゆる悪で満たしました。これによって人間は死ぬしかなくなりましたが、神様は人間たちを傍観なさいませんでした。キリストを世に遣わされて、人間のすべての罪を贖ってくださったのです。それで私たちは、生活の中に現われる神様の救いに対していつも感謝し、賛美しなければならないのです。

第3番目に、神様は、私たちが祈ることを願っておられます。自分中心に生きて来た私たちが立ち返って、神様中心に生きると言うことは、そんなに容易なことではありません。多くのクリスチャンたちが初めには信仰で始めますが、環境が難しくなったら、自分が先立って問題の解決を主導しようとします。ところが、神様はこれを喜ばれません。

ですから私たちは、難関にぶつかった時、神様にすべてをお委ねして呼ばわり、祈らなければなりません。そうする時、神様は私たちのすべてに関して摂理してくださり、責任を負ってくださるのです。





お祈り

主権者であられる、我らの父なる神様!

神様がすべてを造られ、確立してくださったことに感謝し、賛美申し上げます。私たち家族が皆、私たちの生死禍福を主管なさる神様に、今日も感謝しながら生きて行くように導いてください。

イエス様の御名によってお祈り申し上げます。アーメン!