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11月20日



■主の恵み

「哀歌 3章19節~23節」
3:19 私の悩みとさすらいの思い出は、苦よもぎと苦味だけ。
3:20 私のたましいは、ただこれを思い出しては沈む。
3:21 私はこれを思い返す。それゆえ、私は待ち望む。
3:22 私たちが滅びうせなかったのは、主の恵みによる。主のあわれみは尽きないからだ。
3:23 それは朝ごとに新しい。「あなたの真実は力強い。




フィリピンに、或る牧師先生が居られましたが,その牧師先生の教区に、神様をすごく愛する一人の女性の聖徒さんがいました。彼女は時々、イエス・キリストと共に話を交わす幻をよく見ました。そうした或る日、牧師先生が彼女の家を訪問しました。話を交わす間、彼女の幻に関する話が話題になりました。しかし牧師先生は、彼女の話に懐疑的であったので、彼女の幻を試みるために次のように提案しました。

「あなたが、幻の中でイエス・キリストと直接話を分かち合うと言うのなら、一つお願いがあります。この次にまた、そのような幻を見るようになったら、あなたの牧師である私が、神学校に通っていた時に犯した罪が何であったのか、主にお尋ねしてみてください。」

その牧師先生が犯した罪は、事実、ご自分とイエス様しか知らないことでありました。その罪は、その間牧師先生に物凄い罪責感を抱かせたのです。それで牧師先生は、神様の御前に自分の罪を告白し、悔い改めて、赦しを祈りました。ところが、今までも牧師先生には罪の赦しをいただいたと言う確信がなかったのです。

何日か後に、彼女が教会に来た時、牧師先生が彼女に尋ねました。「イエス様が、あなたの所へ来られたでしょうか?」
「はい!そうです。」
「では、イエス様に、私が神学校に通う時に犯した罪がなんでしょうか、とお聞きしました?」
「はい。訊いてみました。」
「イエス様が、何と言われたでしょうか?」
「イエス様は、“記憶にないねー!”と、言われました。」

「イザヤ書43章25節」を見ますと、『わたし、このわたしは、わたし自身のためにあなたのそむきの罪をぬぐい去り、もうあなたの罪を思い出さない。』と記録されています。神様は、私たちが悔い改めた罪を赦してくださり、そして、それをご記憶から拭い去られるのです。





お祈り

お恵み豊かで憐れみ深い、我らの父なる神様!

私たちがどのような罪を犯したとしても、父なる神様の御前にひざまずいて悔い改めたら、私たちの不義と罪をご記憶なさらず、赦してくださって有り難うございます。今後とも私たちが罪を犯すことがないように助けてください。

イエス様の御名によってお祈り申し上げます。アーメン!