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12月13日



■何を悔い改めなければならないのか

「ホセア書 14章:1節~3節」
14:1 イスラエルよ。あなたの神、主に立ち返れ。あなたの不義がつまずきのもとであったからだ。
14:2 あなたがたはことばを用意して、主に立ち返り、そして言え。すべての不義を赦して、良いものを受け入れてください。私たちはくちびるの果実をささげます。
14:3 アッシリヤは私たちを救えません。私たちはもう、馬にも乗らず、自分たちの手で造った物に『私たちの神』とは言いません。みなしごが愛されるのはあなたによってだけです。」




今日の本文(奉読箇所)には、悔い改めの方法と悔い改めなければならない内容が記録されています。この御言葉を通していくつかの教訓を得たいと思います。

まず「2節」には、悔い改めの方法に対して記録されていますが、これは、御言葉を用意して主に立ち返り、雄の子牛の生け贄の代わりにくちびるの果実を捧げることです。御言葉を用意して主に立ち返る、と言うことは、神様の御言葉に立脚したまことの悔い改めと、感謝の賛美を意味するものであり、雄の子牛の生け贄の代わりにくちびるの果実を捧げると言うことは、悔い改める者の傷ついた心と、言葉に出して告白するくちびるの悔い改めと、賛美の実とを、生け贄の代わりに捧げるという意味です。

雄の子牛は、イスラエル民たちが神様にお供え物をささげる時、もっとも貴重に扱われた生け贄です。しかし、いくら貴重な生け贄であると言っても、御言葉に立脚したまことの悔い改めが伴わない生け贄は、決して神様から喜んでいただくことはできないのです。

「3節」は、何を悔い改めなければならないのかを、三つに分けて記録しています。

第1番目に、アッシリヤの助けに拠り頼んだことを悔い改めなさい、と言われました。これは、私たちが神様以外の、ほかの何かに頼った罪を悔い改めなければならない、と言うことを意味します。問題が生じた時、神様に拠り頼まずに、私たちより力があり、権威のある人を訪ねて行って助けを求めることが、まさに「アッシリヤの助けに拠り頼む罪」です。

第2番目に、馬に乗った罪を悔い改めなさい、と言われました。これは、自分の力と知恵に頼って生きて来た罪を悔い改めなさい、と言うことです。聖書には、『なぜなら、神の愚かさは人よりも賢く、神の弱さは人よりも強いからです。』(コリント人への手紙第一1:25)と記録されています。ですから私たちは、神様だけを私たちの力と権威の根源であるとして生きて行かなければなりません。

第3番目に、ほかの神に呼ばわり求め、唯一の主である神様以外のものに心から仕えて、崇拝した罪を悔い改めなさい、と言われました。神様よりもっと愛し、もっと貴重に思って重んじることが「ほかの神」なのです。神様は、十戒の中でも第一番目の戒めとして、『あなたには、わたしのほかに、ほかの神々があってはならない。』(出エジプト記20:3)と仰せられました。ですから私たちは、私たちの心の中にある「ほかの神々」を打ち砕き、追い払わなければならないのです。

私たちが人生の中で、罪を犯さないわけにはいきません。罪は、常に私たちの前にあり、私たちの中にあります。しかし、私たちがいつも悔い改めることに努める人生を生きるとしたら、私たちの人生は日に日に聖くなって行くようになるのです。





お祈り

素晴らしき、我らの父なる神様!

今まで、私たちが人間の知恵と力に拠り頼み、偶像崇拝をしたことを悔い改めます。いつも神様の御言葉の上に堅固に立つことができるように導いてくださり、心と誠実を込めた賛美の実を捧げることができるように助けてください。

イエス様の御名によりお祈り申し上げます。アーメン!