道しるぺ相場格言人生訓みことばお説教マザー・テレサ




第5章    第7章

  賢い者はこれを聞いて学に進み、さとい者は指導を得る。人はこれによって箴言と、たとえと、賢い者の言葉と、そのなぞとを悟る。 (箴言) 

 
箴言とは
第01章
第02章
第03章
第04章
第05章
第06章
第07章
第08章
第09章
第10章
第11章
第12章
第13章
第14章
第15章
第16章
第17章
第18章
第19章
第20章
第21章
第22章
第23章
第24章
第25章
第26章
第27章
第28章
第29章
第30章
第31章


箴言 (第6章)

 



わが子よ、あなたがもし隣り人のために保証人となり、他人のために手をうって誓ったならば、 もしあなたのくちびるの言葉によって、わなにかかり、あなたの口の言葉によって捕えられたならば、


わが子よ、その時はこうして、おのれを救え、あなたは隣り人の手に陥ったのだから。急いで行って、隣り人にひたすら求めよ。


あなたの目を眠らせず、あなたのまぶたを、まどろませず、かもしかが、かりゅうどの手からのがれるように、鳥が鳥を取る者の手からのがれるように、おのれを救え。


なまけ者よ、ありのところへ行き、そのすることを見て、知恵を得よ。 ありは、かしらなく、つかさなく、王もないが、夏のうちに食物をそなえ、刈入れの時に、かてを集める。


なまけ者よ、いつまで寝ているのか、いつ目をさまして起きるのか。 しばらく眠り、しばらくまどろみ、手をこまぬいて、またしばらく休む。それゆえ、貧しさは盗びとのようにあなたに来り、乏しさは、つわもののようにあなたに来る。


よこしまな人、悪しき人は偽りの言葉をもって行きめぐり、目でめくばせし、足で踏み鳴らし、指で示し、よこしまな心をもって悪を計り、絶えず争いをおこす。それゆえ、災は、にわかに彼に臨み、たちまちにして打ち敗られ、助かることはない。


主の憎まれるものが六つある、否、その心に、忌みきらわれるものが七つある。 すなわち、高ぶる目、偽りを言う舌、罪なき人の血を流す手、悪しき計りごとをめぐらす心、すみやかに悪に走る足、偽りをのべる証人、また兄弟のうちに争いをおこす人がこれである。


わが子よ、あなたの父の戒めを守り、あなたの母の教を捨てるな。 つねに、これをあなたの心に結び、あなたの首のまわりにつけよ。 これは、あなたが歩くとき、あなたを導き、あなたが寝るとき、あなたを守り、あなたが目ざめるとき、あなたと語る。


戒めはともしびである、教は光である、教訓の懲らしめは命の道である。これは、あなたを守って、悪い女に近づかせず、みだらな女の、巧みな舌に惑わされぬようにする。


彼女の麗しさを心に慕ってはならない、そのまぶたに捕えられてはならない。遊女は一塊のパンのために雇われる、しかし、みだらな女は人の尊い命を求める。


人は火を、そのふところにいだいて/その着物が焼かれないであろうか。また人は、熱い火を踏んで、その足が、焼かれないであろうか。


その隣の妻と不義を行う者も、それと同じだ。すべて彼女に触れる者は罰を免れることはできない。 盗びとが飢えたとき、その飢えを満たすために盗むならば、人は彼を軽んじないであろうか。

もし捕えられたなら、その七倍を償い、その家の貨財を、ことごとく出さなければならない。 女と姦淫を行う者は思慮がない。これを行う者はおのれを滅ぼし、傷と、はずかしめとを受けて、その恥をすすぐことができない。

ねたみは、その夫を激しく怒らせるゆえ、恨みを報いるとき、容赦することはない。どのようなあがない物をも顧みず、多くの贈り物をしても、和らがない。





 
(なにも足さず なにも引かず)