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第29章    第31章

  賢い者はこれを聞いて学に進み、さとい者は指導を得る。人はこれによって箴言と、たとえと、賢い者の言葉と、そのなぞとを悟る。 (箴言) 

 
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箴言 (第30章)

 



マッサの人ヤケの子アグルの言葉。その人はイテエルに向かって言った、すなわちイテエルと、ウカルとに向かって言った、わたしは確かに人よりも愚かであり、わたしには人の悟りがない。


わたしはまだ知恵をならうことができず、また、聖なる者を悟ることもできない。 天にのぼったり、下ったりしたのはだれか、風をこぶしの中に集めたのはだれか、水を着物に包んだのはだれか、地のすべての限界を定めた者はだれか、その名は何か、その子の名は何か、あなたは確かにそれを知っている。


神の言葉はみな真実である、神は彼に寄り頼む者の盾である。 その言葉に付け加えてはならない、彼があなたを責め、あなたを偽り者とされないためだ。


わたしは二つのことをあなたに求めます、わたしの死なないうちに、これをかなえてください。 うそ、偽りをわたしから遠ざけ、貧しくもなく、また富みもせず、ただなくてならぬ食物でわたしを養ってください。


飽き足りて、あなたを知らないといい、「主とはだれか」と言うことのないため、また貧しくて盗みをし、わたしの神の名を汚すことのないためです。 あなたは、しもべのことをその主人に、あしざまにいってはならない、そうでないと彼はあなたをのろい、あなたは罪をきせられる。


世には父をのろったり、母を祝福しない者がある。 世には自分の目にみずからを清い者として、なおその汚れを洗われないものがある。


世にはまた、このような人がある― ああ、その目のいかに高きことよ、またそのまぶたのいかにつりあがっていることよ。 世にはまたつるぎのような歯をもち、刀のようなきばをもって、貧しい者を地の上から、乏しい者を人の中から食い滅ぼすものがある。


蛭にふたりの娘があって、「与えよ、与えよ」という。飽くことを知らないものが三つある、いや、四つあって、皆「もう、たくさんです」と言わない。 すなわち陰府、不妊の胎、水にかわく地、「もう、たくさんだ」といわない火がそれである。


自分の父をあざけり、母に従うのを卑しいこととする目は、谷のからすがこれをつつき出し、はげたかがこれを食べる。 わたしにとって不思議にたえないことが三つある、いや、四つあって、わたしには悟ることができない。


すなわち空を飛ぶはげたかの道、岩の上を這うへびの道、海をはしる舟の道、男の女にあう道がそれである。 遊女の道もまたそうだ、彼女は食べて、その口をぬぐって、「わたしは何もわるいことはしない」と言う。


地は三つのことによって震う、いや、四つのことによって、耐えることができない。 すなわち奴隷たる者が王となり、愚かな者が食物に飽き、忌みきらわれた女が嫁に行き、はしためが女主人のあとにすわることである。


この地上に、小さいけれども、非常に賢いものが四つある。 ありは力のない種類だが、その食糧を夏のうちに備える。


岩だぬきは強くない種類だが、その家を岩につくる。 いなごは王がないけれども、みな隊を組んでいで立つ。


やもりは手でつかまえられるが、王の宮殿におる。 歩きぶりの堂々たる者が三つある、いや、四つあって、みな堂々と歩く。


すなわち獣のうちでもっとも強く、何ものの前にも退かない、しし、尾を立てて歩くおんどり、雄やぎ、その民の前をいばって歩く王がそれである。


あなたがもし愚かであって自ら高ぶり、あるいは悪事を計ったならば、あなたの手を口に当てるがよい。乳をしめれば凝乳が出る、鼻をしめれば血がでる、怒りをしめれば争いが起る。





 
(なにも足さず なにも引かず)