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第30章    もくじ

  賢い者はこれを聞いて学に進み、さとい者は指導を得る。人はこれによって箴言と、たとえと、賢い者の言葉と、そのなぞとを悟る。 (箴言) 

 
箴言とは
第01章
第02章
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第31章


箴言 (第31章)
ー 完 ー
 



マッサの王レムエルの言葉、すなわちその母が彼に教えたものである。 わが子よ、何を言おうか。わが胎の子よ、何を言おうか。わたしが願をかけて得た子よ、何をいおうか。


あなたの力を女についやすな、王をも滅ぼすものに、あなたの道を任せるな。 レムエルよ、酒を飲むのは、王のすることではない、王のすることではない、濃い酒を求めるのは君たる者のすることではない。


彼らは酒を飲んで、おきてを忘れ、すべて悩む者のさばきを曲げる。 濃い酒を滅びようとしている者に与え、酒を心の苦しむ人に与えよ。


彼らは飲んで自分の貧乏を忘れ、その悩みをもはや思い出さない。 あなたは黙っている人のために、すべてのみなしごの訴えのために、口を開くがよい。


口を開いて、正しいさばきを行い、貧しい者と乏しい者の訴えをただせ。 だれが賢い妻を見つけることができるか、彼女は宝石よりもすぐれて尊い。


その夫の心は彼女を信頼して、収益に欠けることはない。 彼女は生きながらえている間、その夫のために良いことをして、悪いことをしない。


彼女は羊の毛や亜麻を求めて、手ずから望みのように、それを仕上げる。 また商人の舟のように、遠い国から食糧を運んでくる。


彼女はまだ夜のあけぬうちに起きて、その家の者の食べ物を備え、その女たちに日用の分を与える。 彼女は畑をよく考えてそれを買い、その手の働きの実をもって、ぶどう畑をつくり、力をもって腰に帯し、その腕を強くする。


彼女はその商品のもうけのあるのを知っている、そのともしびは終夜消えることがない。 彼女は手を糸取り棒にのべ、その手に、つむを持ち、手を貧しい者に開き、乏しい人に手をさしのべる。


彼女はその家の者のために雪を恐れない、その家の者はみな紅の着物を着ているからである。 彼女は自分のために美しいしとねを作り、亜麻布と紫布とをもってその着物とする。


その夫はその地の長老たちと共に、町の門に座するので、人に知られている。 彼女は亜麻布の着物をつくって、それを売り、帯をつくって商人に渡す。


力と気品とは彼女の着物である、そして後の日を笑っている。彼女は口を開いて知恵を語る、その舌にはいつくしみの教がある。


彼女は家の事をよくかえりみ、怠りのかてを食べることをしない。 その子らは立ち上がって彼女を祝し、その夫もまた彼女をほめたたえて言う、 「りっぱに事をなし遂げる女は多いけれども、あなたはそのすべてにまさっている」と。


あでやかさは偽りであり、美しさはつかのまである、しかし主を恐れる女はほめたたえられる。 その手の働きの実を彼女に与え、その行いのために彼女を町の門でほめたたえよ。


(完)


 
(なにも足さず なにも引かず)