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3月8日


■信仰の量りに応じて暮らしましょう

「民数記 16章8〜11節」
16:8 モーセはさらにコラに言った。「レビの子たちよ。よく聞きなさい。
16:9 イスラエルの神が、あなたがたを、イスラエルの会衆から分けて、主の幕屋の奉仕をするために、また会衆の前に立って彼らに仕えるために、みもとに近づけてくださったのだ。あなたがたには、これに不足があるのか。
16:10 こうしてあなたとあなたの同族であるレビ族全部を、あなたといっしょに近づけてくださったのだ。それなのに、あなたがたは祭司の職まで要求するのか。
16:11 それだから、あなたとあなたの仲間のすべては、一つになって主に逆らっているのだ。アロンが何だからといって、彼に対して不平を言うのか。」




私たちが、信仰を持って信仰生活をする時に知らなければならないことがあります。それは、神様が各々に分け与えてくださった信仰の量りがあるという事実です。自分の信仰の量りをはっきりとわきまえて、その量りに応じて暮らしたら、その人の信仰はますます成長するようになります。しかし、神様が分け与えてくださった信仰の量りの度を超えたら、その人は神様から戒めを受けるようになります。

聖書には、自分の信仰の量りをわきまえなかったので失敗した人々に関する記録があります。今日の本文にも、コラとダタンとアビラムが妬みのために、自分たちの信仰の度をわきまえずに、モーセとアロンの指導権と祭司権に挑み、神様からの戒めを受けたことを見ることができます。それでは、自分の信仰の量りの度をどのようにしたら知ることができるのでしょうか?


まず、自分に欲があるかどうかを省察しなければなりません。必要に従って仕事をするのではなく、欲でするとしたら、すでに信仰の量りの程を飛び越えたことになるのです。また、他人としきりに比較しながら競争したら、自分の信仰の量りの度を飛び越えるようになります。「他の人もあのようにするのに、私だとしてできない事があろうか?」とする競争心でしたら、自分の信仰の程を超えるようになるのです。

今日の本文にも、コラとダタンとアビラムは、モーセとアロンに対して、競争心を起こして彼らの職分を妬み、欲を張った結果、自分たちの信仰の量りの程を超えるようになり、その結果、神様の戒めを受けたのです。

それでは、信仰の量りの度は固定されているものでしょうか?そうではありません。「マタイの福音書25章29節」に、『だれでも持っている者は、与えられて豊かになり、持たない者は、持っているものまでも取り上げられるのです。』と記録されています。これは、私たちの信仰の量りの度が成長することもあり、減ることもある、ということです。


私たちが、最初に与えてくださった信仰を持ってまじめに、忠誠を尽くして奉仕しながら、信仰を開発し、発展させていったら、神様は私たちにもっと大きな信仰を与えてくださいます。信仰の量りの度がもっと大きくなったら、私たちはその量りにふさわしい、もっと大きな職分と働きをしなければなりません。


ところが、神様が大きい信仰を与えてくださったのにもかかわらず、以前の小さな働きにだけ留まっているとしたら、「悪い、怠け者のしもべ」になってしまうのです。




お祈り

全知全能で、愛であられる、わが父なる神様!私たち各々に、信仰の量りによって職分を与えてくださり、奉仕するようにお恵みをほどこしてくださって、有り難うございます。与えられた信仰の量りに従って働くことができるように導いてください。欲を出して妬みを起こすなど、分際をわきまえない愚かな罪を犯さないように助けてください。毎日、神様から与えられた信仰の量りに従って、分際をわきまえ、まじめに、忠誠を尽くす私たちとなるように、助けてください。 イエス様の御名によってお祈り申し上げます。アーメン!