■歩みを導かれる方
「使徒の働き 16章 6節〜10節」
16: 6
それから彼らは、アジヤでみことばを語ることを聖霊によって禁じられたので、フルギヤ・ガラテヤの地方を通った。 16: 7
こうしてムシヤに面した所に来たとき、ビテニヤのほうに行こうとしたが、イエスの御霊がそれをお許しにならなかった。 16: 8
それでムシヤを通って、トロアスに下った。 16: 9
ある夜、パウロは幻を見た。ひとりのマケドニヤ人が彼の前に立って、「マケドニヤに渡って来て、私たちを助けてください。」と懇願するのであった。 16:10
パウロがこの幻を見たとき、私たちはただちにマケドニヤに出かけることにした。神が私たちを招いて、彼らに福音を宣べさせるのだ、と確信したからである。
パウロは、福音を宣べ伝えるためにアジヤに行こうとしましたが、聖霊さまによって禁じられました。そうなるや、パウロはムシヤに面した所に来たとき、ビテニヤのほうに行こうとしましたが、今度はイエス様の御霊がそれをお許しになりませんでした。なぜ、パウロにこのようなことが起こったのでしょうか?それは、パウロが歩みを導かれる主の御心を確かめる前に、自分の思いと計画を先立たせたからです。それでは、私たちの歩みを導かれる神様の御心をどうやって分別することができるでしょうか?
聖霊様は私たちを導かれるとき、心の中の夢と望みを通してみわざを働かします。世の人々は自分の夢と望みを追求しながら生きて行きます。しかし、それは茫々たる大洋を目標もなしに漂う一葉の扁舟とまったく同じです。なぜなら、彼らの夢と望みは成就されても、成就されなくても、彼らにまことの満足を与えることのできない無価値なものであるからです。
まことの満足を与え、人生を価値のあるものにしてくれる夢と望みは、聖霊様が与えて下さるのです。神様の深いところまで知っておられる聖霊様は、私たち一人一人に対する神様のご計画と御心のとおりに、私たちの心の中に偉大な夢と望みを持たせてくださり、みわざを働かせてくださるのです。ですから私たちは、聖霊様の御声を聞き、聖霊様の御心を分別するように努力しなければなりません。そして、聖霊様の御心とおりに、私たちの心に与えて下さる夢と望みに従って歩むように全力を尽くさなければなりません。
「成功は99%の努力と、1%の霊感によって成される。」という言葉があります。そうです。私たちの人生を価値あるものにしてくれる夢と望みは聖霊様が与えて下さいますが、その夢と望みを成就させるために努力することは、私たちがすべき役割です。私たちが与えられた環境の中で最善を尽くし、また、その結果を神様にお委ねするとき、神様が私たちの歩みを導いて下さるのです。
お祈り
聖く、愛であられる、わが父なる神様!
人が心の中に自分の意志によって計画を立てたとしても、その人の歩みを導いてくださるのは聖霊様です。神様の深いところまで知っておられる聖霊様!神様の御心にふさわしい夢と望みを私たちだ抱くことができるように助けてください。そして、聖霊様の御声を聞いて歩んで行ける分別力を私たち家族全部にお与え下さい。
イエス・キリストの御名によってお祈り申し上げます。 アーメン!
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